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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜
9/14・15 聖霊降臨後第17主日「メシア」
牧師 中島和喜
2024年9月12日
「メシア」というのは「救世主」を指すヘブライ語です。これがギリシア語になると「キリスト」になります。キリストというのは名前ではなく立場を表す言葉なのですが、教会でも名前のように扱われます。よく「主イエス・キリスト」と言いますが、これは「救い主イエスは救い主」ということになりますので随分と変なことになってしまいます。それでも受け止め方というのは中々変えられません。「イエス・キリスト」が名前であり、それが私たちの信仰と紐づいているからこそ、無理に変えるものでもないのでしょう。
神をどう受け止めていくか。それは人それぞれです。「メシア」「救い主」と言ったところで、受け止め方は人それぞれです。自分にとってどのような救い主であるのか。何が救いであるのかを神学的に説明することは可能ですが、事細かく定義づけることは教会の役目ではありません。とにかく「救い主」であることが重要なのです。それがどのように一人ひとりに作用するかは何でも良いのです。「救い」を別の言葉で言い換えれば「希望」かもしれないし、「喜び」かもしれない。「慰め」「励まし」「支え」「応援」何でも良いのです。あなたを「救う」何かがあればそれが答えです。
何が誠実であるかを問うことは大切ですが、唯一の「正解」というのは存在しません。全くの自由なのです。ですから、皆さんも気軽に教会にお越しください。
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