イエス様はその旅路の中で、人々に「しるし」を示しました。それは言い換えれば「奇蹟」であり、ご自身が神であること、救いが確かであること、すなわち神の栄光を示す「しるし」であったのです。

　私たちの信仰は、私たちが自ら獲得するものではありません。神が「しるし」を示し、私たちを信仰へと導き、養い、守り続けて下さるものであるのです。

　そういう意味では、私たちの信仰は神がお与えになった完全なものであるのですが、それでも罪を犯す私たちは何とも強情なものであるとも思わされます。

　だからこそ、「しるし」が必要なのでしょう。私たちの弱さを知っているからこそ、私たちをしるしが与えられていくのです。その「しるし」が今日もあなたに示されていきます。それを喜んで受け止めて、神の懐に飛び込んでいきましょう。