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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜

11/23・24 聖霊降臨後最終主日「わたしの国」

牧師 中島和喜

2024年11月22日

教会にとっての一年の始まりはクリスマスの4週間前の日曜日(大体12月第1週)と決まっています。つまり11月の最終週が教会にとっての一年の終わりとなります。なので一応言っておきましょう。「今年もお世話になりました。」と。ちなみに、教会で11月最終週にこのような挨拶をしても相手に困惑されるだけですのでお気を付け下さい。

 さて、教会の一年の終わりは「この世の終わりについて」を考える時です。なんだか物騒ですね。聖書に描かれた終わりというのは「終末」と呼ばれます。いつ来るのかはわかりませんが、いつか来るこの世の終わりがあるのです。

それは裁きの時であると同時に救いの時でもあります。この世に再びキリストが来られ、世を裁き、そして人々を神の国へと招いてくださるのです。その国については、私は行ったことがないのでどんな国なのかはわかりませんが、神の御許という最も豊かなところでありますので、きっと良いところでしょう。

大切なことは、それがどんな時、国なのかということではなく、終わりは神が備えて下さるということを覚えることです。「終わり」というものは私たちに悲しみや寂しさを運んできます。しかし、終わりの時は神が備えるものであり、同時にその終わりは乗り越えられて「永遠」が語られていくのです。そのことを信じるところに私たちの平安と喜びがあるのです。

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