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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜

10/26・27 宗教改革主日「1517」

牧師 中島和喜

2024年10月24日

「ルーテル」というのは、ルター派という意味であり、宗教改革のきっかけになったマルティン・ルターの教えを引き継ぐ教会という意味です。ルターがそれまでの教会と決別していくきっかけが1517年10月31日に起こったため、毎年10月の最終週は「宗教改革主日」として守るのです。

 当時の教会は堕落していた状態にあり、それに対して原点に戻るよう訴えたルターは教会から異端者として断罪されました。その結果、ルターに従う者たちがルター派を形成し、それまで西方では一つだった教会が分裂していくことになります。その後ルターを追うように各地で新たな教派が生まれていくことで宗教改革の時代に突入していくのです。

 ルターが望んだ「原点」とは何か。その時代には救われる条件とも捉えられるような教えがたくさんあったのですが、ルターはそれらを全て否定し「信じることによってのみ救われる」と語ったのです。ただ信じれば良いのです。そういう意味では、クリスチャンというものは気楽に見えるかもしれませんが、意外に信じ抜くことは難しくもあります。

 何があっても、神様を信じていれば大丈夫。時に揺らぐこともありますが、なんだかんだ頼りになるものでもあります。皆さんも、何か困ったら「神様を信じれば大丈夫」と信じてみてください。ちょっとだけかもしれませんが、ホッとすることができますよ。

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