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牧師室より 〜説教テーマひとことコラム〜

8/10・11 聖霊降臨後第12主日「転機」

牧師 中島和喜

2024年8月4日

※この日の礼拝は召天者記念礼拝として与ります。


教会では「死」を「召天」と言います。死とは何かの終わりということではなく、これまで地上で生きていた人が、天に召されて、今度は天上で生きていくという意味です。そういう意味では、キリスト教にとって死とは人生における一つの転機に過ぎないのです。

 そのことの確信は人によって様々でしょうけれども、決して揺らがないということはないと思います。相変わらず死は怖いし、避けたくなるものです。それでも、死は永遠の命における一つの転機に過ぎないのだと、私たちはまるで死の恐怖から逃れるかのように、そう何度も確かめるのです。それぐらい、皆が弱いものです。けれど、その弱さを抱えていても、何度も神さまが慰めて励まして支えてくれるのです。だから、私たちは、死は怖いけれど怖くないと告白していくのです。そのことを、召天者記念礼拝で共に確かめ合いましょう。

 先に召された方々もまた今も生きているのです。共に生きられる喜びが神によって備えられたことを確かめつつ、共に喜びましょう。

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