聖書には良い話ばかり書かれているわけではなく、生々しく残酷な話も書かれています。 そういった箇所からは目を背けたくなるものですが、私たちの人生もいつも良いばかりではありませんし、そうした箇所からでしか得られないものも多くあるのでしょう。

　そもそも、立ち返ってみれば聖書には聞き心地の良い言葉ばかりではなく、むしろ戒めや問いかける言葉が多いように感じます。割合としてどちらが多いのかは分かりませんが、少なくとも読んでいて楽しいと思うような箇所は少ないです。

　それでもいつも嬉しさが詰まっているのです。それは、私たちの目からすれば良くないようなところでも、神の愛さえあれば、途端にそこは楽園になるということでありましょう。それだけ、神の愛には人を元気づける力があるのです。

　困難や悩みがあったとしても、その中でも豊かに生きられるように、今日もまたみ言葉を携えて参りましょう。